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ASDの特性に合わせた勉強のコツ

凸凹親子のライフスキルを身につけるためのコツトレ主宰、東江めぐみです。

「教科によっての興味の差が激しい」

「子どもが学校の勉強についていけない」

「何度説明しても理解できない」

こんなお悩みを抱えているお子さんは、ASD(自閉症スペクトラム症)特性を持つ凸凹ッ子かもしれません。

この記事では発達障がいの一つであるASDの特性を持つ凸凹ッ子の勉強をサポートするコツについてお伝えしていきます。お子さんに合った「勉強のコツ」を探すヒントにになれば、嬉しいです。

目次

ASDとは?

ASD(自閉症スペクトラム症)は英語で「Autism Spectrum Disorder」の頭文字をとって「ASD」とも呼ばれています。
①他者との社会的関係の形成の困難さ、②言葉の発達の遅れ、③興味や関心が狭く特定のものにこだわることを特徴とする発達の障害です。 その特徴は、3歳くらいまでに現れることが多いですが、成人期に症状が顕在化することもあります。

そのため、特性から学校生活、勉強などで成功体験以上にうまくいかない経験を重ねてしまうがとがあると言われています。

ASDの特性からくる勉強に関する困り感、凸凹ッ子にかけて欲しいフレーズについてご紹介していきます。(抜粋:文部科学省HP)

ASD特性からくる勉強の困り感

凸凹ッ子の特性から先生に質問できない、学校で勉強に集中しづらい、こだわりから授業に遅れてしまう、など困ってしまうことがあります。
周囲からの叱責、勉強に対する困り感をどのように解決すればいいのかわからず、勉強への意欲低下してしまうことがあります。

凸凹ッ子は勉強をやりたくないのではなく、集中できる・自分に合った勉強方法について知らないだけかもしれません。

ASD特性を持つ凸凹ッ子の具体的な困り感は主に「他者との社会的関係の形成の困難さ」、「興味や関心が狭く特定のものにこだわる」、「感覚過敏」の3つの特性からきています。

他者との社会的関係の形成の困難さからくる困り感

他者との社会的関係の形成の困難さとは、言葉や文脈の理解や人との関わりの中にある暗黙のルールの理解、行動することに難しさがあります。
例えば
「先生の目を見て話をすることができない」
 ・注意されているのに先生の方を見ていない
 ・質問のタイミングがわからない

「皮肉やたとえ話を理解できない」
 ・「教室から出て行け」と先生に言われ教室から出て行ってしまう

「抽象的な言葉の意味を理解するのが苦手」
 ・文章問題の意図を汲み取ることができない
 ・物語文の主人公の気持ちを推察することが難しかしい

凸凹ッ子の特性に合わせた伝え方をしないと意図が伝わらず、学習が進まないことがあります。

興味や関心が狭く特定のものにこだわりからくる困り感

興味や関心が狭く特定のものにこだわりからくる困り感とは、学習態度が教科によってばらつきやこだわりから学習が進まなくなるなどの困難さが出てきます。
例えば
「興味関心の偏り」
 ・興味関心がない教科のノートを取らない、提出物を出さない
 ・特定教科・特定単元の中での落ち込み

「予定の変更の苦手さ」
 ・授業の変更があるとパニックを起こす
 ・授業が長引くとイライラして学習に集中できない

凸凹ッ子の態度から、学習意欲がないと叱責されることが増える可能性があります。

感覚過敏からくる困り感

感覚過敏とは、周りの匂いや音、視覚的な刺激にとても敏感な状態のことです。
例えば
「音の刺激に反応する」
・教室だと友だちの声、物音、隣のクラスの音が多く集中できない

「匂いの刺激に反応する」
・汗、柔軟剤など周りの匂いで体調を崩してしまう。

「目に入るの刺激に反応する」
・先生の周りにある掲示物、机の上にあるものが気になってしまう

凸凹ッ子の学習意欲があっても周りの刺激によって、学習に集中できない、教室にいることが苦痛という子もいます。

ASD特性を持つ凸凹ッ子のが安心して勉強できるフレーズ

◯フレーズポイント
凸凹ッ子は、特性から勉強に集中できない、相手も意図を汲み取れず理解が進まないことがあります。
凸凹ッ子がリラックスした状態で勉強に取り組むために安心・伝わるフレーズを伝えていきましょう。

・具体的に短い言葉で説明
・書いて説明
・勉強のスケジュールを立てる
・些細な疑問を無視しない
・学年に合わせた解き方に 大人がこだわりすぎない
・「わからない時は『わからない』って教えてね」
・「わかる方法を探していこう」
・「静かなところで勉強する?」
・「窓のそばで勉強する?」

ぜひ、試してみてください。

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