ADHD特性凸凹ッ子 勉強フレーズ
凸凹親子のライフスキルを身につけるためのコツトレ主宰、東江めぐみです。
「忘れ物が多い」
「授業中立ち歩きをする」
「静かにしないといけない場面で話し始める」
こんなお悩みを抱えているお子さんは、ADHD(注意欠如・多動性障害)特性を持つ凸凹ッ子かもしれません。
この記事では発達障害の一つであるADHDの特性を持つ凸凹ッ子(得意・不得意の差が大きい・グレーゾーン)の勉強をサポートするコツについてお伝えしていきます。お子さんに合った「勉強のコツ」を探すヒントにになれば、嬉しいです。
目次
ADHDとは?
ADHDとは,正式名称を注意欠如・多動性障害(Attention-Deficit Hyperactivity Disorder)という、発達障害の一種です。
年齢あるいは発達に不釣り合いな注意力,及び/又は衝動性,多動性を特徴とする行動の障害で,社会的な活動や学業の機能に支障をきたすものであります。また親の育て方のせいではなく,7歳以前に現れ,その状態が継続し,中枢神経系に何らかの要因による機能不全があると推定されています。
そのため、特性から学校生活、勉強などで成功体験以上にうまくいかない経験を重ねてしまうがとがあると言われています。
ADHDの特性からくる勉強に関する困り感、凸凹ッ子にかけて欲しいフレーズについてご紹介していきます。(抜粋:文部科学省HP)
ADHD特性からくる勉強の困り感
凸凹ッ子本人は一生懸命にやっているのに、周りからふざけている・真面目に取り組んでいないように思われたり、頑張ってもうまくいかない経験を積み重ね勉強に自信を無くしたり、意欲が低下している子もいます。
凸凹ッ子は勉強をやりたくないのではなく、集中できる・自分に合った勉強方法について知らないだけかもしれません。
勉強をやりたくないと思ってしまう凸凹ッ子の具体的な困り感は主に「不注意」、「多動性」、「衝動性」の3つの特性からきています。
不注意からくる困り感
不注意とは、日常に影響してしまうほどの「忘れる」、「集中が続かない」などの症状
例えば
「忘れ物やなくし物が多い」
・学習用具を持っていく、持ち帰ることを忘れてしまう。
・勉強に必要な物が揃わず叱られたり、学習意欲の低下につながることもある。
「整理整頓が苦手」
・整理整頓ができず、机の上が散らかっている。
・必要な物をすぐに取り出すことができず授業に遅れてしまったり、関係ない物が身に入ってしまい勉強への集中が切れてしまうことがある。
「やり遂げることが苦手」
・飽きっぽく、一つのことに集中できない。
・勉強していると集中が続かず、他のことを初めてしまう。
「順序を立てることが苦手」
・順序を立てて行動できない。
・宿題や提出物の期限に間に合わせきれない。
・学校へ行く準備ができない。
凸凹ッ子の気持ちとは関係なく、特性に振り回されてしまうので自信を無くしてしまうことがあります。
多動性からくる困り感
多動性とは、じっとしていられない、落ち着きなく動き回るなど目立ちやすい症状があります。
例えば
「じっとしているのが苦手」
・座っていないといけない場面で最後まで座り続けることができない。走り回っている。場面で二つ以上のことを同時に進め、関係ないことをしているように周りに思われてしまう。
「話し始めると止まらなくなる」
・相手の状況を考えず話し始める。
・注意をしても話が止まらないこともある。
「手足をよく動かす」
・静かに話を聞く場面でも常に手遊びしていたり、貧乏ゆすりをしている。
特性からくる行動に周りが振り回されてしまい、怒られてしまうことが増えてしまう可能性があります。
衝動性からくる困り感
衝動性とは、思い浮かんだこと、周りの刺激に反応し行動をしてしまう症状です。
例えば
「感情のコントロールができない」
・自分の思うようにならないと大きく怒り、周りにあってしまうことがある。テストでうまく漢字を書けず怒り出してしまう。
「衝動的に行動する」
・目や耳からの刺激にすぐに反応し、授業に関係ない行動をとる。
・気になることがあると相手に聞かず勝手に取ってしまい友だちとトラブルになることも。
「思い浮かんだことを行動に移してしまう」
・授業に関係ないことを話し始める。
・思い浮かんだことを行動にとってしまう。
特性から凸凹ッ子の行動がわがままと勘違いされてしまうことがある。
凸凹ッ子をうまく勉強するためのフレーズ
「フレーズポイント」
凸凹ッ子は刺激に反応し、取り掛かるまでに時間がかかり集中も短いです。
勉強をサポートするママ自身がイライラする場面も多くなってしまいます。
責める前に凸凹ッ子の特性に合いそうなフレーズを見つけて、勉強の意欲を高めていきましょう。
「リビングで勉強する?」
「集中できる音楽かける?」
「壁を向いて勉強する?」
「今日は◯◯だけを覚えよう」
「今日は何個勉強するの?」
「歩きながら音読する?」
「◯分遊んで勉強始めようか」
「◯◯頑張って、勉強したんだねー」
ぜひ、試してみてください。